天理駅前空間デザインを語る 佐藤オオキ氏 × 天理

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いよいよ梅雨明け、夏本番。皆さまご自愛ください。
7月19日~21日の3連休も「桃尾の滝開き」、「丹波市夏祭り」、福住での「氷まつり」など、天理の夏を告げる行事が色々ありました。

そして、昨日(21日)には、天理駅周辺活性化プロジェクトの一環で、
駅前広場の空間デザインについて市民の皆さまを交えて対話する「市民フォーラム」を開催。

超多忙の佐藤オオキ氏自身が、これだけのために、天理にお越しいただき、
しかもご自身初の市民フォーラムということで、東京のラジオ局J-WAVEでも事前に紹介して下さいました。

「街創り協議会」委員からは、大橋市議会議長、「なら燈花会」はじめ数々のイベント仕掛け人・朝廣 読売奈良ライフ編集長、市内音楽関係のキーマン・上田隆氏(シティオーケストラ渉外担当)が、パネリストとして参加。
会場の市役所一階市民ホールは、40名の事前予約制でしたが、当日駆けつけられた方を含めて78名で一杯に。
また、育児サポーターの皆さんのご協力を得て、子連れ歓迎、の企画としたため、13名のお子さんの元気な遊ぶ声が聞こえる中でのフォーラムとなりました。

佐藤さん+パネリストの皆さまからは、参加者との対話も交え、
空間デザインが創る人の動き(デザイナー自身も、良い意味で予想しないような)や活気と、
それを周辺の商店街や駅西側に広げいくためのアイデアや課題、ゲストハウスや交流サロン等も含めた空き店舗対策、天理の豊かな歴史、文化の発信、文化活動などをコーディネートする機能・組織の充実、
市南部の「街創り協議会」等とも連携した拠点の整備とソフトの充実をはじめ、観光振興や文化財の保存・活用につなげていくこと、
などなど、数多くの切り口から意見交換が行われました。

また、参加者の皆さまから、遊び場の整備とともに、子ども預かりの施設を設置してほしい、暑さ対策について、バリやフリーについてなどご質問があり、佐藤さんから動線をフラットにし、階段には手すりやスロープを設置すること、木陰を増やす修正を行い、ミストシャワーなども取り付けたいと考えている等お答えいただきました。

また、子ども預かりの施設は、これまでにもJCの皆さまとの意見交換などでも提案いただいた、子育ての街創りのブランディングの上でも重要な点であり、エリア内のスペースを活用して施設の誘致を進めるべくJR様などとも協議している点を私からご紹介しました。

3連休の最終日にも関わらず、大勢の参加者に折角お越しいただいたのに、
時間等の制約のため、なかなか全ての方と率直な意見交換という形にはできず、また重要なご指摘にもお答えしきれていない部分もあるかもしれません。
また、私の至らない表現などでご不快な想い等された方については、本当に申し訳ありませんでした。

FBなどのウェブ上のやり取りも含め、今夏デザイン案を固めていく間に、より多くの市民の皆さま、市外の皆さまに喜んでいただける空間となるよう、対話を続けていきたいと思います。

しかし、世界で活躍される佐藤オオキ氏が、今回の対話を通じて、改めて天理の皆さまの街にかける真摯な想い、その強さに感心されていました。
どんな方々が、その空間で時を過ごすのか、限られた中でも感じていただき、また修正案で表現いただけるという意味でも、とても有意義な対話だったと思います。

【追記】
その後、本通り商店街の入り口ファサードの部分。今、アーケード組合の皆さまとリニューアルについて、市も国への申請等についてご相談していましたが、広場との空間的な一体性を持たせるために、佐藤さんに、ぜひ、という声があったところ、何と快諾いただきました!

佐藤オオキ氏がデザインする商店街の入り口、「天理本通」のロゴ。楽しみです。

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