6月15日、JC奈良ブロック大会+ならマルシェin TENRI が市役所敷地で開催されました。
「公」の建物は、「私」や「営利」のために使ってはいけない、どうしてもそんな固定観念もまだ強い中、
街の活性化のために使えるものは、「公」だからこそ、むしろ使い倒す、という試みのスタートです。
本大会式典では、荒井知事に引き続き、国政/県政/市町村政の諸先輩がいらっしゃる中で僭越ながら、開催地市長としてご挨拶し、
メインフォーラムの「奈良防災サミット」にもパネリストとして参加しました。
ですが、
何より嬉しかったのは、JC奈良ブロック大会が今年は本市で開催されると天理JCの皆さまに伺った際、「場所、良かったら、市役所でどうです?」との一言を実現いただき、
賑わいが空間に与える意義を示して下さったこと。
JCや商工会青年部の皆さま、出店者の皆さまが暑い中ご準備~撤収まで汗だくになって盛り上げていただいたからこそ、ですので、僕なんぞが喜ぶのは大変恐縮ですが。
県中から集まった素晴らしいマルシェ90ブース/フリマ60ブースと、来場された本当に多くの皆さまで熱気にあふれた、会場の天理市役所+天理教御本部南23駐車場は、普段の閑散とした様子と同じ空間とはとても思えませんでした…。
重厚な造りが、人がいないと余計に重苦しく、寂しい市役所の建物も息吹が入ったよう。
同じ建物でも、「賑わい」によって、活きていました。
人が集い、憩い、賑わうことが、空間全体を変え、周囲に活気のすそ野を広げていく。
これですよ、これ。今、僕達が駅前プロジェクトでやろうとしていることは!
そして、今回のJCブロック大会開催にあたり、市役所のような「公」の施設で?
と驚かれもしましたが、
街の活性化のためには、よく分からん「公」v.s.「私」や「営利」という、この言葉の壁、呪縛を越えられるかが、鍵です。
街を活気づけるためであれば、「公」の施設だからこそ、とことん使い倒していただく。これから、天理市はこの路線を一層進めていきます。
さまざまなイベントを企画されている皆さま、ぜひ市役所を。
そして、市役所敷地全体を、いつか毎日が今日のJCブロック大会のようになるように、一歩一歩変えていきます。