大和國で、古くから「祭はじめは、ちゃんちゃん祭、祭納めは(春日大社摂社若宮神社)おん祭」と謡われた、市内・大和(おおやまと)神社の『ちゃんちゃん祭り』。
大和盆地に春を告げるお祭りとして、親しまれています。
午前の例大祭と、続く午後からの「お渡り」と呼ばれる神幸では、
古式ゆかしい装束をまとった氏子の皆さまが、日本最古の官道「山の辺の道」沿いにある御旅所・大和稚宮(おおやまとわかみや)神社まで神輿を運び、さながら時代絵巻のよう。
市制60周年度のスタートに、私も僭越ながら宮司様と同じ衣装で馬に乗り、神輿に随行させていただきました。
春の温かい日差しの中、乗りなれない鞍の上で少し緊張しつつ、
歴史・文化の豊かさと大和郷の地域のつながりを改めて感じた一日。