将来の「出」を制す布石 ファシリティ・マネジメント

馴染みのない単語も知れませんが、経営的視点に立って、公共施設等を一元的に捉え、計画・整備・運営・管理する取組みです。
天理市も様々な施設が老朽化する中で、全てを新築や補修することは財政的に困難。用途別、「縦割り」の運営から、横串を指した視点で見直すことが不可欠です。
施設をハード面で統廃合を含めて捉え直すだけでなく、光熱水費などの効率的な運営・管理も含めます。
単に歳出削減のためでなく、空間などを共有することで新たな人のつながりや機能の強化を目指す「攻め」の政策でもあります。

財政的負担を減らしながら、市民サービスの「質」を落とさず、できれば更に向上させるために、不退転の決意で挑む考えです。

先ず、26年度及び27年度の2年間で、同分野で知見が豊富な早稲田大学 小松幸雄創造理工学部教授らの研究グループとの共同研究をスタート。施設に関するデータを分析し、問題点を洗い出し、まず取り組める分野から成果を上げる道筋をつけていきたいと思います。

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【追記】25日、共同研究のスタートにあたって、本市に来訪くださった小松早大教授グループと意見交換を行いました。

FM

ならしんぶん

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